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2010/12/10 11:33

業界マップ ベンダーの勢力と市場がひとめでわかる

メールアーカイブ業界 (2010年12月)

 個人情報保護で大きく伸びた「メールアーカイブ製品」。不況の影響でいったんは冷え込んだものの、メールが重要な「証拠」となることから、再び需要が伸び始めている。

個人情報保護で飛躍

 2004年~05年、個人情報保護法が施行された頃、証跡保存を目的としてメールアーカイブを導入する企業が飛躍的に多くなった。J-SOX法の施行でもメール保存が義務化されるのではないかと、メールアーカイブ製品のメーカーは期待していたが、思惑は外れた。だが、数々の情報漏えい事件を通じて、メールが「証拠」として使えることが認識された。「メールには重要な情報が含まれており、そこで生じるリスクを法務担当者や経営層は無視すべきではない。個人情報保護対策だけでなく、ガバナンスの一環として金融業を中心にメールアーカイブ製品を導入する例が増えている」(ガートナージャパン ITインフラストラクチャ 鈴木雅喜リサーチディレクター)状況だ。

 製品は、大別して四つの成り立ちがある。(1)シマンテックの「Enterprise Vault」のように米国の法令対応目的で作られた海外の製品(2)個人情報保護を目的とする国内メーカー製品(3)SaaS/ASPサービス(4)メールアプリケーションに機能として搭載されているものだ。

主要なメールアーカイブ製品の販売実績(国内市場)

 世界的には「Enterprise Vault」が最もメジャーなメールアーカイブ製品だ。だが、日本では、個人情報保護法に対応した国内メーカー製品が主流となっている。コンピュータシステムエンジニアリング(CSE)の「WISE Audit」、キヤノンITソリューションズの「GUARDIANWALL」、HDEの「Mail Filter」、サイバーソリューションズの「MailBase」など国産製品がリードしている。

 提供形態はメール誤送信を防止するフィルタリングソフトウェアとの統合製品や、オプション機能として追加するものなどさまざまだ。「GUARDIANWALL」は1998年に市場へ投入された。「WISE Audit」と「Mail Filter」の投入は03年。「MailBase」は05年にリリースされた。導入ボリュームは250~500ライセンスと1000以上の無制限ライセンスの規模が多い。最近、競合製品として市場でぶつかることが多いのが、シマンテックの「Enterprise Vault」とデジタルアーツの「m-FILTER」といわれている。

メールアーカイブ主要メーカーのボリュームゾーン


★メールアーカイブ製品の現状について分析した解説記事
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>メールアーカイブ メールの重要性高まり、堅調な伸び セキュリティ、コンプライアンス対策で の全文を読む

※本記事は、週刊BCN 2010年12月6日付 Vol.1361より一部抜粋したものです。会員登録していただくと、オリジナルの記事全文をお読みいただけます。会員登録はこちら(無料)。

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